佐藤さんとふたりの部屋

最近、佐藤さんからの連絡が多くなりました。

少し前に同級生から紹介された佐藤さん。

知り合ったのは数日前。
けっこうな頻度だなぁと思うのだけど、マメな感じはイヤではないです。


むしろ飽きっぽいわたしの方が申し訳ない。

昨日は佐藤さんと会ってきました。

わたしは特に何か用があったわけではないですけど、お互いに時間があったのと、佐藤さんが近所に用があったというのと。

電気屋さんと雑貨屋さんと100均と、細々とお店を回るのに付いていって、ぼーっとしながらフラフラと歩き回ってきました。

何をするのか詳しくは聞きませんでしたが、何か作りたいものがあるとか。。

はぐれたり発見したりを繰り返して、なかなか歩き疲れる買い物でした。

ひととおり買い物が済んだようなので、
「終了ですか?」と聞くと、
「お茶でもしようか」と言ってもらったので、駅の近くのタリーズに行くことにしました。

近場の駐車場に車を停めて5分くらい歩きます。
並んで歩きながら。すれ違う人を避けながら。

佐藤さんが歩きながら、わたしの手を取りました。


は!
という感じで佐藤さんを見ると、そのまままっすぐ向いたまま。
お店に着くと「けっこう人がいるね」と言って笑ってました。


佐藤さんが先に注文するのを聞いていると、そこで飲むんじゃなくて持って帰るみたい。
いちおう、それにならってわたしも持ち帰りで。

というか、佐藤さんのお勘定で。


車でお茶するのかな?と思いつつ、コーヒーを片手に付いて行きました。

もう片方の手は佐藤さんに引かれたまま。


さっきお店を回ってかなり歩いたので、あまり散歩もしたくはないのだけれど。。。


歩きながら通り過ぎる飲食店は、佐藤さんの馴染みというか、顔見知りのところも多いようで、中にはお仕事で絡むところもあるみたいでした。

顔を見ては挨拶だけして通り過ぎる。
そんな繰り返し。


でもお付き合いがあるのは個人の商店が多い感じでした。

「疲れたでしょ?」と言われ、手を引かれて入ったのはちょっと高そうなマンションでした。

会社っぽい表札も幾つかあったので、ここもお付き合いがあるところなのかな?と思いながらエレベーターに乗ります。

通された部屋はキッチンとリビングだけ。
仕事ができそうな机の上にパソコンと、キッチン用品が置いてあって、ベッドが置いてありました。

玄関がとても分かりづらくて、「カーペットの切れ目が靴を脱ぐところだから」と教えてもらいました。


6階だったけれど窓からの眺めは良くなくて、街のいろいろなものが見えてしまう感じ。


半分以上飲み終わったコーヒーを持ったまま立ち尽くしていたら、佐藤さんはイスに腰掛けて、ここが仕事場兼別荘だと言ってました。


ちゃんとした仕事場はあるのだけれど、それとは別で篭もりたいときと、帰りたくないときに使うのだそうです。


そういえば、知り合いの西さんもそんな風に使っている部屋があったことを思い出しました。


立っているのも疲れたので、ベッドに腰を掛けました。


とっても静か。

車の音が下の方で小さく聞こえるくらい。

「飲み終わった?」と聞かれたのは、さっき買ってもらったコーヒー。
佐藤さんはカップを受け取ってゴミ箱に捨ててくれました。

なんだかとても静かな雰囲気なので、
「さ。帰りましょうか。」と言うと、佐藤さんはわたしの肩に手を置きました。


そのまま。。

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コメント(2)


何かドキドキな展開になりましたね!
ちょっと寄ってみたけど
思わず読み入ってしまったね

次回も楽しみに待ってまっ

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