そそられる誘い文句

20代半ばのころ。

知り合いの男性に1対1でのおでかけに誘われました。

「朝の高原へ花を見に行こう」っていう、当時のわたしには興味津々で、すごくそそられる誘い文句でした。

もともと自然は好きだし、緑いっぱいとか、朝霧っぽいものとか。

別にその場に行かなくても、写真を見るのも好きだし、いまだにネットであちこち見てて、つい誰かのブログとかに載ってる綺麗な風景とか、目を奪われる感じです。

思い出そうとしても、どういう待ち合わせだったのか、何時だったのかとか、思い出せなくて、どうしてだったのかなと思うのだけど。

でも、目的の場所に着く時間は、陽が昇ったかどうかという時間。
まだ朝の6時前だったと思います。


ちょっと薄暗くて、草には露がいっぱいで。


目的だった花は、もうシーズンが過ぎてて。
道中の話しの中で、終わっている予感はしていたけれど。

まさかの思っていたとおりで。
もう下を向いた花が、草原の中にちょっとあるくらいでした。

知り合いの男性は、当時、同じ会社にいた2歳下のひと。
例えばSさん(仮)。

Sさんは自然が好きなのは、ふだんの話しから知っていたし、社内でも有名なことでした。

そんなSさんの言うことだから、きっと穴場か、すごい景色が広がっているか、っていう感じで楽しみにもしてました。

ただ、話しを聞いていたら、もう終わっているのかも。。。っていう。
それでも、朝の高原の爽やかな空気は魅力的で、楽しみにもしていました。

空いている場所に車を停めて、目当てだった花は無くて。
Sさんはカメラを持ってきていたけれど、ちょっとウロウロと歩き回ったくらいで、そんなに撮りたいものも無かったみたいで。

わたしは、花が無ければ何を見たら良いのかも分からないし、早めに車に戻って、その様子を見てました。


そのうち、Sさんも車に戻ってきて、
「花枯れてましたね」
みたいなことを言いながら、どうしようかとわたしに振ってきました。

わたしみたいな、なにも知らないひとに、意見を求めたところで、帰ることくらいしか思いつかないのだけど。
「帰る」とも言えないし。
しかも早朝だし。


少しだけ無言の時間があったと思います。

そのあと、Sさんが何か言ったのか、無言だったのか。。。
運転席からおもむろに、わたしに近寄ってきて、口にキスをされました。

唇同士が触れ合ったけれど、優しいわけでもなくて、口を押しつけているような感覚で。
そのまま、胸をまさぐるようにして、服の中にも手を入れられて。


押し返すようにして、Sさんの体を突き放そうとしたけれど。
Sさんの体重を押しのけられるほどの力もなくて。

一生懸命、体を硬くして肩をすぼめて。

足の間に手を入れてくるけれど、それだけは。。。と思って、Sさんの手を抑えてました。


体を寄せてくるのは、押しのけることができなかったし、キスも避けることができなかったけれど。
それ以上は触れられずに済んだと思います。

少しの間、わたしの抵抗と、Sさんの力尽くの時間があって。

それから、Sさんが冷静になったのか、席に戻って、わたしに謝りました。


わたしも力いっぱいで疲れてて、声を荒げたり、大声を出すような気にもならなくて。
ただ黙ってて。

「帰りましょうか」という言葉に、「そうしましょう」という返事をしただけでした。


それから、何もなかったみたいに振る舞うSさんと、わたしも何もなかったように合わせながら。

それから数日間、
わたしはSさんのことが気になって、何かあればメールをしていたのだけど。
Sさんは素っ気ない返事ばかりで。

もちろん会社内では、わたしもふだん通り。

そんな雰囲気のまま、わたしから連絡をすることも無くなって。
Sさんは、何ヶ月かあとには会社をやめていきました。

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