とても大きなナス

とても大きなナス

しばらく、放置してしまっていた畑。

2・3日、忘れてしまっているだけで、あっという間に、いろいろなものが育ちます。


草は、太い茎に変わるし、葉も大きく茂るし。

そんなに上手くできないと思っていた野菜だって、今までとは比べものにならないくらい。

大きくなるし、数も多くなるし。
驚いてばかり。

一昨日くらいのこと。

わたしが意識無く放置してた畑で、野菜がたくさんなっているっていう連絡をもらいました。


くされ縁の西さん。
このひとも放置しているのに、なかなか縁が切れないまま、いつまでも繋がりがあります。


わたしが、しばらく畑を放置していることに気が付いたのか、連絡をもらいました。

「ミニトマトが大きくなってるぞ」
って。


いきなりの連絡で、ふだんなら無視しても構わないと思っているのだけど、畑のことばっかりは無視もできないから。

「今日、取りに行くから」
って返事をして、準備をして、でかけてきました。


ハサミと、ボウルを持って。

畑に着いたのは、西さんから連絡をもらって3時間くらい経っていたのだけど。

横に車を停めて、西さんが立ち尽くしてました。

何をしていたのだろうって思ったけれど、きっと3時間も立っていなかったとは思うから、
「いたの?」
くらいの声をかけました。


西さんは、わたしを見つけてすぐに、「放っていたらダメだから」って慌てるような急かすような言い方をして。


早く採ってこいっていう感じで畑に押し入れます。


そんなことをされなくても、採る気はあるのだけど。


言われるがまま、ミニトマトのところへ行くのだけど。
足元には、草がいっぱい生えてて。

いつも草を刈っていて、ちょっとしか経っていないと思うのに。
ほんとに驚くくらいに早く成長してて。


ミニトマトも、数がたくさん。

しかも大きさも、ミニじゃなくなってきてる。

目についたものは全部採って。
それから、ナスも大きくなっていたから。

5本くらい。


もう家で食べるサイズじゃないくらいに、大きくなっていて。

何センチあるんだろうっていうくらい。


家で使っているサイズのボウルを持ってきたけれど。
とてもじゃないけれど、入りきらなくて。

ナスのせいで、トマトが潰れるかも。。。なんていう感じでした。


わたしが、ひととおり取り終わるのを、西さんはずっと見てて。

見てるくらいなら手伝えば良いのに。。。。

思っても口には出さないで、わたしは黙々と野菜を取って。


ナスとトマトばかり。

ジャガイモも掘りたいけれど、それはまた今度。


ボウルにいっぱいの、トマトとナスと、手に2本くらいのナスを持って。

ただ見てるだけの西さんに、野菜を見せました。

「ほら見ろ」みたいな感じと、「教えてやって良かっただろう」みたいなことを言ってて。
その偉そうな感じが気に入らなかったけれど。

教えてもらったのだから、お礼を言いました。

西さんは、ちょっと満足そうで。
野菜がたくさん採れたことは、わたしも満足で。

ボウルの中のミニトマトとナスを、ちょっと眺めて見ることにしました。

車からタオルを出してきて、炎天下の道端だけど、しゃがみ込んでその上に並べてみて。
ひとつずつが、食べやすいサイズを越えてて、ちょっと育ちすぎなのだけど。
とても立派。

そんなのが嬉しくて、わたしは上機嫌で話していたのだけど。

西さんも「よかったな」と言ってくれていたのだけど。


しゃがんで眺めていたから、西さんから見えていたのは、ナスやトマトだけじゃなくて。


たとえば。
こういう。。。

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わたしが野菜から顔を上げて、西さんの目を見たときに。
顔が向いていたのは野菜じゃなくて、、、

明らかに。


「どこを見てるの?」

って手で押さえたら。
西さんの返事は、
「そっちも実ってる」。


野菜じゃないし、、、


「そこは見なくて良い」
って、わたしが言っても、それが聞こえたところで、言うとおりにしないのは分かっているのだけど。

西さんは、
「大きくなって良かったよ」みたいなことを言ってナスを持って。


たしかに、それは一番大きいくらいまで育ったナスで。


「こういうの入れたことある?」


は?

っていう感じで、答えもしなかったら、西さんが続けて
「AVでこういうの入れてるの見てやったことある?」


「するわけない」


見てもいない。


「ちょっとどんな感じかだけ」


西さんはナスを、しゃがんだ足の間へ差し入れようとしてきて。

ズボンも履いているし、それが冗談だってことは分かるのだけど。

西さんだから、そういうことも言うのだろうというのは理解はするけれど。


なにをしてくるか、とか。
なにをいうのかっていうところを予想はしていないから。


わたしの足の間に、押し当てようとしてくるのを手で払って。


「もったいないことするなよ」
とか、言われながら。

なぜ、わたしが怒られるのか分からないけれど。

広げていた野菜を、タオルでまるめて。
帰る準備をしようとすると、西さんは持ってたナスを
「これもこれも」
と言って、わたしに渡そうとしました。


わたしは、タオルを広げて、それを受けようとするのだけど。


西さんが持っていたナスは、タオルじゃなくて、わたしの胸に押し当てられて。


ぎゅっとナスで胸元を押されて。

わたしは、体を捻りながら、それを避けて。


タオルごと野菜を車に入れて。

もどってきて、西さんからナスを奪って。


「もう帰る!」
と言い捨てて。


西さんは
「おう」
と言って、そこに立っていたけれど。


そのまま置き去りにして来ました。


野菜は、実家の台所に黙って置いたのだけど。


母が
「なにこれ!」
と言って大きな声を出したので、わたしの畑のものだって教えたら、
「こんなに放っておいたの?」
と驚いていました。


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コメント(3)

西さん嫌いじゃ無いです
昭和のおじさんですね

立派なナスですね❗
すごいです。

うーん・・・怖いもの知らずというか何と言うか。
ある意味ものすごく羨ましい。
けど、深くは関わりたくないタイプ・・かな。
あーでも、他人から見たらもしかして自分も・・・・・?

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